特性を把握し、会社全体で省エネルギー化が実現!
業種:新聞発行業
(株)南日本新聞社 さま(鹿児島県鹿児島市)
事業者概要

1881(明治14)年の創立。鹿児島県を中心とした南九州に根ざした紙面づくりに注力する新聞社です。
九州の県紙としては最多の発行部数を誇り、鹿児島県内に19カ所の総局・支局を配置したきめ細やかな取材ネットワークにより県内シェアは約8割を超え、信頼できる情報源として県民から高い支持を得ています。
また、電子メディアを活用した情報発信や、フリーペーパーの発行、多彩なイベントも手掛けるなど、地域の文化レベル向上や暮らしに貢献する役割を担われています。
取り組みの背景と目的
2001年に移転した本社の空調、照明設備、熱源の老朽化が進んでいたため、設備更新を検討していました。
また、情報発信体として環境負荷に配慮した生産体制、CSRが重要な課題となっていたため、省エネ実現に向けた設備導入を決定しました。
業務上、夜間に印刷を行うため、夜間に最も電力需要が高く、昼間の負荷が低い特徴がありました。
そこで蓄熱方式から非蓄熱方式へ変更しながら、昼間電力を増やさず省エネルギーを図る方法を採用しました。
また既設の熱源設備は搬送ポンプが多く、オープン配管の蓄熱方式でしたが、インバータターボを用いてシンプルな搬送経路、クローズ配管にしてピーク時電力を増やさず省電力化を実現しました。
さらにEMS制御によりエネルギー使用量を大幅に削減しました。
導入設備の概要
導入後設備
ターボ冷凍機 | 2台 |
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高効率ボイラ | 3台 |
パッケージ空調 | 19台 |
LED照明 | 697台 |
EMS | 1式 |

省エネの効果

【参考】
